映画「国宝」と「業(ごう)」 [愛知 研磨 研削]
- 代表取締役 天野 司
- 7月28日
- 読了時間: 2分
週末に今話題の映画「国宝」を見てまいりました。ネタバレはしませんが、私が映画を見ながら常に頭をよぎっていた言葉は「業(ごう)」です。
昔読んだ本の一文を紹介いたします。
「作家であることが苦しくとも何ともなかった頃の私は作家ではなかったが、作家であることが苦しくてたまらなくなった私は、もう作家になったのだと思う。うまい小説を書こうとしていた頃は、いつでもペンを断つことができる、いい小説を書くときは業を感じる」
「業(ごう)」という言葉を調べると、「前世の悪行の報い」のような表現がされがちですが、そうではなく「背負う」 「抗えない宿命」 「運命」 「性(さが)」 と言った言葉で自分はとらえており、自分に与えられた「経営者」という立場にも、まさに「業(ごう)」を感じます。
映画「国宝」でのその表現力は素晴らしく、多分昔の人は今以上に「業(ごう)」を背負って仕事をしていた人が多かったのではないでしょうか?上に紹介した本の一文も「仕事の本質」を表現しているのだと思います。
私もこの映画を通し、改めて良い意味で「業(ごう)」という言葉を捕らえ、天野研磨(天研)の発展に尽力してまいります。
余談ですが、国の運命を背負う政治家の皆さんにも「業(ごう)」を感じてもらいたいですね。



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