日本の文化「わびさび」の適正価格? [愛知 研磨 研削]
代表取締役 天野 司
1月26日
読了時間: 2分
更新日:1月26日
テレビで激安店が紹介される時「うちは赤字になってもお客さんの笑顔を見たいから、値段は上げません」と話す店主の姿をよく目にしますが、すごい事だなと思う反面、少しモヤっとした気持ちになる事があります。もし本当に赤字で経営しているのであれば、その姿勢は日本人らしい美徳であると同時に、今問題視されている「賃上げができない」理由の一つになっているような気がします。
日本には「侘び寂び(わびさび)」という、つつましさや不完全さに美しさを感じる文化があり、私自身、この価値観はとても好きで、日本の誇るべき文化だと思っております。
ただ、それが日本国内だけで完結しているのであれば評価されますが、グローバル市場で見た時、日本のサービスや技術が適正な価格で評価されているかというと、疑問が残ります。
島国という環境もあり、歴史をみても他国から攻められるという経験も少なかったり、生活の中でも日本語だけでも困ることもなく、日本人は英語を積極的に身に着けようとする意識が、他国に比べて低い面があるそうです。そんなことからも、口では「グローバル化」と言いながらも、根っこの部分では「グローバル化」が出来ていないのではないでしょうか。
文化としての「つつましさ」と、経営としての「我慢」は同じではありません。赤字を美談として取り上げられる空気の中では、従業員の給料を上げる事も難しくなってしまいます。
今後日本が世界で勝ち残る為にも、「良い商品」「良い文化」を世界基準の適正価格でどう評価するか、日本全体で改めて考える時期なのではないでしょうか。


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