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注意はハラスメントなのか(常務のコラム) [愛知 研磨 研削]

  • 常務取締役 天野 祐介
  • 3 日前
  • 読了時間: 2分

 最近の世の中は、「注意をすること」や「マナーを伝える事」が”ハラスメント”と捉えられる場面が増えてきたように感じます。天野研磨にはそのような大きな問題はありませんが、そんな世の中の状況を見ると、ついつい言葉に気を使ってしまいます。

 私が若いころ、天野研磨の先輩にガムを噛みながら話しかけたことがありました。その時に「君はガムを噛みながらよく他人に話が出来るね。それは相手に失礼だよ」と注意を受け、その一言のお陰で、自分の行動を相手がどの受け止めるのかを考える習慣が身に付き、今では自分が後輩に伝える立場にもなりました。

 昔から、親から子へ、先輩から後輩へと、しつけや教育、マナーを通して互いに学び合い、成長してきたと思います。しかし今では「相手が不快に思えばハラスメント」という風潮が先に立ち、正しいことさえ言いづらい世の中になりつつあり、その結果学びの場やタイミングが減ってしまっているのではないでしょうか。

 大切なのは「委縮して何も言わないこと」ではなく、「どう伝えれば相手が受け取りやすいか」を考えること。正しいことを正しく伝える勇気と、それを受け止める柔らかさ、そして何よりおたがいが安心して意見を交わせる風通しの良い環境です。

 天野研磨ではこうした姿勢と環境づくりを大切にしてきました。これからもその実践を続けていきたいと思います。


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