「流るるままに」 [愛知 研磨 研削]
- 代表取締役 天野 司
- 7月7日
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「流るるままに」これは私(天野 司)が大切にしている座右の銘です。2009年、仕事、プライベートで色々と苦労し悩んでいる時期に出会った「左遷の哲学」という本に書かれていた、元みずほファイナンシャルグループ頭取の中山素平さんが使っていた言葉です。
「流るるままに」をネットなどでそのまま調べると「流れに身をまかせる」と出てきますが、そうでもあり、そうでもなく、中山素平さんはもっと意味深く使っております。本の中での一文を紹介すると
「流るるままに」というのは、無為無策のままだらだらと流されていくことではない。いうなれば、武士道における自然体で、満潮のときには、その勢いに乗じ、干潮の時にはあせらず、静かに待つという姿勢である。 中略 どういう境涯にあっても自己を失わないことである。 中略 環境に押し流されて規格品になってしまったら、それこそ人生の一巻の終わりである。
「流れ」とは、時間、人、価値観など色々ありますが、この言葉のすごいところは「流るるままに」という言葉に出会ってから15年以上、自分(天野 司)の知識や信念が育つとともに、この「流るるままに」という言葉の意味も深く育っている感覚があります。例えば自分の思いが大きければ大きいほど、強い流れにも耐えられ、同時に、そこにこだわるわけでもなく、流れる時は流れるべき場所を当たり前のように流れる感覚もその1つです。いうなれば、私にとってこの言葉は美術館にある絵画のようなものです。
