「安くて良いもの?」「安いから良いもの?」 [愛知 研磨 研削]
- 代表取締役 天野 司
- 3月19日
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更新日:3月19日
最近、天野研磨の説明コラムが続いたので、久しぶりの私見ですが
「良いもの」か「安いもの」かという質問に対し、大半の人は「安くて良いもの」と答えるのではないでしょうか。昔は値引きの際に「半値八掛け」と言われたこともあり、「定価で買うこと」が「悪」のような風潮があったように思えます。
昔自分で家具を買いに行った時「ここがこうであったら良いのに」というものを選ぶと値段が一気に高くなり、それも売り側の戦略家もしれませんが、やはり一般的には高いものには手が込んでおり、選びたくなるような付加価値があるということです。
我々天野研磨のような製造業が作る製品は「ものづくりの基盤」となるものであり、機械部品であれば人々の衛生や安全、工作機や設備機械であれば、それらの部品を作るマザーマシンとなり、本来妥協の許されるものではありません。
「安くて、良いもの」は環境面からも良いものだと思いますが、どこかで「安いから良いもの」に変わってしまっているような気がします。「安いものは安いもの」であり、ものによっては「手抜き」とも言え、それが日本の技術、文化の発展の足かせの一つになっているのではないでしょうか。私見ですが。
